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High-Blue-R

しがないRejetの豚がCDの感想文を書いたりする

大正黒華族ヒイロ感想&考察


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ついったーでかなり垂れ流していたかと思いますが詳細な感想と考察をつらつら書いていきたいと思います。

モロなネタバレと本気目の考察を並べていくのでバレ爆死したくない人はそっと薄目でページを閉じてください。

 

玖珂ヒイロくんもといぎゅんぎゅん(以下すべてぎゅんぎゅんと呼びます)はボイスが出たとき心にぎゅんぎゅん来てしまいもともとメルちゃん単推しだったのに軽率に推し始めそれ以来発売を以前よりさらに心待ちにしていました。

タイトル一番手を推すことはワスレナの斎藤さん以来だったので若干の不安もありました。

なぜかというと、タイトル一番手は「そのタイトルの世界観説明」で貴重な尺を取られたり(特にこれは一枚組なので尺を取られるのは致命的です)聴く自分自身が世界観を理解できずうまく入り込めなかったり、何より一番手は王道でとんがったところのない無難な内容になることが多いからです(一部例外あり)。

逆におかしなことが起こりにくくて安心して聴けるとも言えますが黒メラの一番手でうーーーん?となった経験があったり凜々はじめとしたとんがった人が好きなので物足りないんじゃないかなーと不安でした。

 

しかしパッケージを手にした瞬間そんなことはどうでもよくなりました。

CDの作りがいつもより良く見える!!!裏ジャケのデザインが美麗!!!!!!!

CDを開封してからもCD帯の裏面で死んだりブックレットに描き下ろしが大きく載ってるかなーと思ったらぎゅんぎゅんの日記らしきものが載ってたのでこれは聴く前に見たらあかんやつだと思いそっとじしました。

このあたりは大騒ぎしてたので覚えていらっしゃる方もいるのではないでしょうか。

 

そんな私がぎゅんぎゅんを聴く際特に気にかけた点は以下の通りです

☆ストーリー(厚みがあるか、唐突さや矛盾はないか)

☆キャラと声が合っているかどうか(聴いているとき中の人ご本人の顔ではなくキャラの顔がちゃんと浮かぶかどうか)

☆お嬢様の生死←一番気にした!!!!

この三点に絡む感想が多くなるかと思いますのでよろしくお願いします。

 

ガルスタに「ヒイロの回想から始まる」みたいなことが書いてあったのでそうかーと思っていたのですがいきなりサンプルヴォイス3のような状態から始まりちょっとびっくり。

この作品自体がまるまるぎゅんぎゅんの回想である、ととらえてよさそうですね。

この辺りは後述でしっかりお話しします。

 

そこからサンプルヴォイス1,2の場面が続きます。

とにかくつんけんしていてかわいい!ぎゅんぎゅんを構いたがるお嬢様もとてもかわいいですし気持ちもとても分かります。

私もぎゅんぎゅんが家に来たら間違いなくなでくりまわして構い倒します。

このあたりでぎゅんぎゅんの人間らしさと育ちの良さをひしひしと感じました。

「獣」というよりはなんらかの要因でけもみみついただけの青年なのでは?と錯覚しますし実際獣扱いより人間扱いの方が彼も喜びますしね。

つんけんしておいてお嬢様が花瓶を割ったらすぐに駆け付けますしお嬢様をお姫様抱っこしますし、ちゃんと自主的にお勉強しますし育ちがいいまじめないい子であることが言動からもにじみ出ていました。

リジェでキャラごとに設定されている好物が作品内で反映されるかはまちまちですがぎゅんぎゅんはしっかり反映されていましたね!しゃけの香りでちょっとそわそわする様子が実にかわいかったです。

 

七日間の預かり期間を終えておうちに帰った後、またぎゅんぎゅんと出会うわけですがここではぎゅんぎゅんのプライドが高いゆえの素直じゃないところが出ていてほほえましかったです。

「ありがとう」と言いたいのに「あり…」とか「ありが…」とかで止まってるのが実にかわいらしい、ちゃんと「ありがとう」って言えたらいいねと実況する私もついーとしていました。

亡くなったご主人の墓参りに行くために駆け出すところはまじめさとご主人をいかに慕っていたかが見えてよかったです。

しかし気になったのはトラックの切り替えでどれだけ時間が経ったのかがよくわからなかったことです。

ぎゅんぎゅんをもう一度預かってからおうちにお手紙が届くまでどれくらい期間が空いているのか、そこそこ期間が空いているんだなあとなんとなく察することができないと「ぎゅんぎゅんいきなり優しくなってる!!」と唐突さを感じる場所かと。

ぎゅんぎゅんが当然のように郵便屋さんからお手紙をもらったり「その顔は無理をしているときの顔だ」などお嬢様のことならなんでもわかるぜばりのことを言ってるので何か月かは経ったのかなと思います、皆さんはどう思いますか?

ここでぎゅんぎゅんとお嬢様は約束をします。

元気になったら帝都にお買い物に行こうという約束ですがこれはフラグです。

特典音源などにつながるので覚えておくように!

 

そしてまたいきなり場面が切り替わって今度はお嬢様が入院です。

ここでもぎゅんぎゅんは素直になれず「帰ってきてから言う!」といいます。

「ずっとずっと待ってる!」とハチ公ばりの忠誠心を見せてくれたのでぎゅんぎゅんはもうお嬢様を主人というか自分の相方というかそういう形で認めたんだなあと思います。

ご主人がなくなったらすぐおうちから手のひらクルーされて高慢で扱いづらい!いらない!なんて言われてしまうわけですし自分を人間のように扱ってくれて、「ヒイロだからうちにいてほしい」と自分を肯定してくれるお嬢様に落ちないわけがないですね。

お嬢様の様子を知るためにぎゅんぎゅんはお電話をかけるわけですがしっかりお電話かけられるぎゅんぎゅんえらいなとひそかに思いました。

大正時代のお電話だから郊外だと間にお電話を中継する人がいるんですよね、こまかい!

ちゃんと時代背景が反映されてるちょっとしたやり取りに地味に感動しました。

お嬢様はかなり具合が悪いとのこと。

今でいうICUみたいなのに入れられたのかなと思います。

使用人の方に俺も病院に連れて行ってくれとぎゅんぎゅんは頼みますがお外(豪雨)につまみ出されてしまいます。

お嬢様はぎゅんぎゅんを大事にしてくれますが使用人から見ればただの獣ということですね、切ないです。

ここでサンプルヴォイス3回収、そして冒頭とつながります。

一回シーンが切れた後の雨の音、とても意味深ですね?

 

そして!!最後のトラックです!!お嬢様が帰ってきました!!!!ここぞとばかりに流れるリリヰ!!!これはかつる!!!!(当時のツイート若干改良してます)

お嬢様何もかもすっかり治ってぎゅんぎゅんも素直になってなにもかもオッケーハッピーエンドです!!ありがとう!!!!!よかった!!!!!!!

 

ぎゅんぎゅんの声はちゃんとぎゅんぎゅんに聞こえましたしストーリーに唐突さはありましたが最後二人が幸せになれたのでいいかなって思いました。

二枚組にしてぎゅんぎゅんが忠犬になっていく過程をもうちょっと細かく描いてくれたらもっとよかったかなと若干の物足りなさを感じました。

惜しい!せっかく題材がいいのに尺が足りない!

といった感じでこの記事を締めくくりたいと思います。

 

と思うじゃないですか?

実際私は一周目聴いたときこう思ってとてもいい気分で眠りにつきました。

のぶくんのキャストトークはぶっちゃけ流して聴いていました。

しかしフォロワーさんのツイートを見てその不穏な空気に気づいたのです…

特典音源でお買い物に行くし特に不穏さはないでしょと思っていましたがそれが罠でした。

 

ここからは考察となります。

作品全体、そして最後のトラックの考察です。

最初に言った通り私は「お嬢様の生死」を気にしていましたが最後から二番目のトラックを考慮するとぎゅんぎゅんの生死も考えなくてはいけません。

のぶくんは「会えた…んだろうなあ」のような含みのある言い方をしていたのでお嬢様とぎゅんぎゅん会えた!!HAPPY!!!!!!!ではないのではないか?という疑いの心をもってかかります。

 

気になる点は以下の通りです

☆最後から二番目のトラック、ぎゅんぎゅんが崩れ落ちて一回シーンが切れた後もう一度雨の音が入ってトラックが終わる

☆ぎゅんぎゅんが豪雨の中につまみ出され「寒い…」と凍えている

☆パッケージ裏の記載「報われない恋」

ICUに入るくらいひどかったお嬢様の持病もなにもかもすっかり治った

☆冒頭と最後のトラックのつながりがぎゅんぎゅんが崩れ落ちる寸前

☆特典音源ですっかり元気になった後の話のはずなのにまだ白百合の屋敷に住んでいる(お嬢様は白百合の屋敷には療養に来ていた)

☆外につまみ出されて豪雨の中勉強しようとしている

 

私が言いたいことはなんとなくわかると思うので直球で言わせてもらいますが、

「ラストシーン、お嬢様もぎゅんぎゅんも死んでいるのではないか?」と疑っているわけです。

生死だけに着目するなら以下のパターンが考えられます。

☆ぎゅんぎゅんもお嬢様も生きている

☆ぎゅんぎゅんもお嬢様も死んでいる

☆ぎゅんぎゅんは死に、お嬢様は生きている

☆ぎゅんぎゅんは生きているがお嬢様は死んでいる

この中から確実に省けるのは「ぎゅんぎゅんが死にお嬢様は生きている」パターンです。

なぜならこの作品は最初の方で言ったようにぎゅんぎゅん視点の回想であり、突然語り手がお嬢様に移ることはかなり不自然だからです。

気になる点と生死パターンを踏まえたうえでラストシーンを以下のパターンに絞ります(ついったーに出していたものです)

 

☆ぎゅんぎゅんもお嬢様も生きて会えた!!!HAPPY!!!!!!

☆ぎゅんぎゅんが死んだ(凍死)後にお嬢様も死んだ、先にあの世で待っていたぎゅんぎゅんは後からあの世に来たお嬢様に会うことができた

☆ぎゅんぎゅんは生きているがお嬢様は死んだ、ぎゅんぎゅんはお嬢様が帰ってきた夢を見ている(夢の中で会えた)

☆ぎゅんぎゅんもお嬢様も死んではいないが実際には会えていない、夢の中で会えた

 

最初のパターンはほぼ脈なしだと思っていいでしょう(かなしい)

二番目以降が普通に考えたら脈ありだと思います。

 

まずぎゅんぎゅんの死因、死ぬ順番をなぜ私が固定しているのかも話しておきます。

まず死因ですが、ぎゅんぎゅんは豪雨の中「寒い」とこぼし回想をした後崩れ落ち、シーンが切れた後にまた雨の音だけが入っています。

これは崩れ落ちたあとぎゅんぎゅんが起き上がることがなかったということを暗示しているのではないか?と思ったわけです。

そして雨に打たれて寒いとこぼしているので体温が極限まで下がり凍死したと考えるのが自然ではないでしょうか。

と考えるとぎゅんぎゅんの回想はいわゆる「走馬燈」にあたるわけです。

豪雨の中、勉強道具もないのに「勉強……しないとな……」と呟くのもぎゅんぎゅんの意識が朦朧としてきているととれる要素なのではないでしょうか。

 

なぜお嬢様より先にぎゅんぎゅんが死んだのかと断定できるのかといいますと、ぎゅんぎゅんはお嬢様のことをひたすら待ち「やっと帰ってきた!」とこぼしたからです。

先にお嬢様が死んでいたのならぎゅんぎゅんが「やっと」というほどお嬢様を待っているというのはおかしいですね?

むしろお嬢様がぎゅんぎゅんを待つはずです。

 なので死んでいるならぎゅんぎゅんは凍死、お嬢様より先と推測するわけです。

 

そもそもなぜラストシーンを現実で起こったことだと思わないのか?についても触れておきます。

まずあれだけ具合が悪かったお嬢様がすっかり完治するというのがいささか不自然であることはわかるかと思います。

そして特典音源で前述しました約束のとおり街に買い物へ行きますが買い物が終わったら白百合の屋敷に戻ってきます。

お嬢様が白百合の屋敷にいたのは療養のためであり、具合が悪くなると療養が長引くからと不調を隠そうとするなどお嬢様が早く両親の元に戻りたがっていたことは明白です。

しかし完治してからも白百合の屋敷に住んでいるのはなぜでしょうか?

ぎゅんぎゅんがお嬢様と作品内で一緒にいたことのある場所は白百合の屋敷と帝都だけであり、お嬢様の実家には行ったことがありません。

お嬢様の実家はぎゅんぎゅんの知らない場所であり、これがあの世かぎゅんぎゅんの夢の中であると考えれば、ぎゅんぎゅんが知っている場所である白百合の屋敷と帝都しか登場しないのは自然なのではないでしょうか。

そしてパッケージ裏の「報われない恋」。

ラストシーンが現実だとしたらぎゅんぎゅんは充分報われていますよね?

好きだと伝えることができたのですから。

以上のことからラストシーンはなんらかの非現実的なものだと推測されます。

 

ラストシーンがあの世なのか夢なのかは判別がつきませんがぎゅんぎゅん凍死説を推すならあの世、生存説を推すなら夢になります。

私は凍死説を推しているので2番目のパターンかな、と思いつつもハピエン厨なので何もかもHAPPYパターンを推していきます!

 

1度ぎゅんぎゅんを聴いた方はぜひこれらのことを踏まえてもう一度聴いてみてください、聴いてないけどこれだけ読んでいるという方はぜひぎゅんぎゅんをお迎えして聴いてください。

ぎゅんぎゅんは大正黒華族というタイトル幕開けにふさわしい王道で正統派で、でもちょっと不穏なRejetらしい素晴らしい作品だと思います。

 

〇追記しちゃお

歩きながらぎゅんぎゅんのこと考えてたんですが凍死って眠るように死ぬのでこれぎゅんぎゅん死んでても自分が死んでることに気づいてない可能性がありますね……?

それだったら夢説よりあの世説のほうが可能性もしんどさも上がる気がします。

死んでることに気づいていないからこそ病気が治ったんだね!!と素直に喜んでこれからはなんでもできる!!と思ってる説もあるのではないでしょうか。

死んでることに気づいてないからこそお嬢様とお買い物に行ったり普通の生活してるのかなとか自分で考えててぞわぞわしました。

深読みと言われればそれまでですが大正黒華族はいいぞ!大正黒華族を買え!